じわじわ目減り「日本版401k」 : 読売ウイークリー : 特集 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）「日本版401k」を覚えているだろうか。2001年に鳴り物入りで導入された確定拠出型の企業年金をいう。導入企業は着実に増え、加入者は250万人を超えた。しかし、その運用実態は、超低金利と株安によって大きなダメージを受けているという。 「ひどい話だと思いませんか」 神奈川県在住の会社員、幸一さん（仮名・56）はこう憤る。増えるはずの401kが、増えていないどころか、逆に減っていたのだ。 401kは会社が導入し、月々の掛け金を払う企業年金の一種。導入企業は年々拡大、その中にはキヤノン、ヤマト運輸などの大企業もある。従来の確定給付年金とは違い、年金支給額が運用次第で変わる確定拠出年金で、社員は安全性商品から投資性商品まで、会社が用意したラインアップの中から自ら選んで運用する。 幸一さんが401kに加入したのは2002年。会社で半日にわたる説明を受けたが、当時は日経平均株価が1万円台を割り込むなど
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