昭和31年竣工、築65年という中野区内のヴィンテージハウスに住むインテリアスタイリストの窪川勝哉さんと編集者の寿子さん。 「オーナーが替わるたびに改変を重ね、庭だった場所にはどんどん増築されて、倍以上の広さに拡張しているようです(笑)」 玄関側が元々の家。梁の向こう側は増築されたスペースなのだとか。 なんと窪川さん、若い頃にこの家を借りて住んでいたことがあるそう。 「妹と友人の3人でシェアしていました。ある時、その思い出の家が売りに出されているのを不動産のウェブサイトで偶然見つけました。とても気に入っていた家だったので、購入を決断しました。30代の頃です」 窪川さんの仕事以外の趣味といえば、日々のヴィンテージハウスと、ヴィンテージカーのリサーチ。その不動産チェックの趣味がなければ再会はなかったと目を細める。 壁際の本棚は物書きだった元のオーナーが設置したものをダークな色に塗装。右の引き戸は