NECは7月25日、アウトソーシング事業の体制を再編すると発表した。同社のアウトソーシング事業を展開してきたマネージドサービス事業推進本部にコンサルティング部門などの社内リソースを統合し、約500人の体制とする。さらに同本部を中核として、NECグループ約2000人のアウトソーシング事業体制も見直す。今回の体制再編により、アウトソーシング事業で2008年度1500億円の売上高を目指す。 社内で分散していたコンサルティングサービスとマネージドサービスの事業領域を統合することで、戦略策定からアウトソーシング事業の実務まで一貫したサービスを提供できるようになる。それぞれの領域で新たに追加したメニューがある。特にコンサルティング領域では、TCO診断やITIL診断といったITプロセスの成熟度を測る診断サービスを追加する。また、米SunGardのコンサルティング手法を導入し、自然災害などの不測の事態でも