コロナによって東京オリンピックの開催がおじゃんになった世界線の2031年。 世は禁酒法ならぬガチャピンが定めた禁嫌法から10年が経っていた。 かつてガチャピンの片腕であったムックは禁嫌法の緩和を訴えるも反嫌法に基づいて電気椅子に送られてしまっていた。 「嫌い」をキめたくて仕方がない人々は、 はてなというアングラなサービスを使い日々「嫌い」という感情をぶちまけるのであった。 それを取り締まろうとするガチャピン警察たち。 しかし「嫌い」を表明する場を提供するはてなは ガチャピン警察たちの努力をあざ笑うかのように 人々の欲望を取り込み闇の世界でその勢力を拡大させていった。 その過程で多くの憎悪クリエイターが誕生した。 憎悪クリエイターの多くは、反プリキュアニストであった。 いったい、どうしてこんなことになってしまったのか? このようにきわめて重大な法令を、 国民はなぜこのように圧倒的に、まるでき