昨年連載していたリチウムイオン電池の簡単解説記事から、毎月特定の項目を掘り下げる『リチウムの斜め下』シリーズです。(※このシリーズの全記事はこちら) 2019.10.9追記 吉野博士は本日、ついにノーベル化学賞に受賞されました!! おめでとうございます。 (以下は2018年8月時点の記事です) 以下は、当社会長が以前に書いた 『第3回 世界初のリチウムイオン電池は日本製』の一文です。 そしてその5年後、旭化成の吉野彰が炭素材料を負極とし、リチウムを含有するコバルト酸リチウムを正極とする新しい二次電池であるリチウムイオン二次電池(LIB)の基本概念を確立したのです。 吉野博士は旭化成???電池メーカーでも電化製品メーカーでもない旭化成がなぜリチウムイオン電池を開発したのでしょうか?そこで生まれて疑問に対して、記事の後追い調査のような形で少し調べてみました。 リチウムイオン電池の極材に最適な化