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2013年10月7日のブックマーク (1件)

  • 輸出主導型ではなくなった日本経済

    リーマンショックを境として、世界経済は大きく変わった。何がどのように変わったのか?以下では、これをマクロ経済の観点から分析しよう。 大きな変化は、主要国の国際収支において生じた。 まず米国について、経常収支の推移を見よう。1990年代の初めには、米国の経常収支はほとんど均衡していた。その後、金融緩和によって消費と住宅投資が増加し、図に示すように、経常収支の赤字が増大した。2004年から08年においては、年間6000億ドルを超える規模になり、06年には8000億ドルを超えた。GDP比で見ると、06年は5.99%にまで達した。これは、歴史的な大規模赤字である。 ところが、金融危機によって赤字は急減し、10年以降は4000億ドル台となった。12年においては、赤字は4750億ドル、対GDP比は3.0%だ。ピークから3200億ドル強減少したことになる。 「減少はしても依然として大きい」とも言える。し

    輸出主導型ではなくなった日本経済