6月2日、国際通貨基金(IMF)のエコノミストは、高水準の債務を抱える国について、特別な措置を講じないということが解決策になり得るとの見方を示した。写真はIMFのロゴ、米ワシントンの本部で2013年4月撮影(2015年 ロイター/Yuri Gripas) [ワシントン 2日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のエコノミストは、高水準の債務を抱える国について、債務返済を優先することで生じるリスクもあると指摘し、特別な措置を講じないということが解決策になり得るとの見方を示した。 IMFはこれまでにも、財政再建のために歳出を急激に削減したり大幅増税を行えば経済成長を損ねる恐れがあると指摘してきた。ただ今回、IMFのエコノミスト3人はさらに踏み込み、「高債務という状況に対する抜本的な解決策は何もしないことだ」と提唱した。