三浦弘行九段が21日に公表した2回目の反論文書の全文は以下の通り。 対局中の将棋ソフト使用疑惑について(2) 一部マスコミにて事実と異なる内容が報道されているため、重要な点についてのみ誤りを指摘しておきたいと思います。 まず、平成28年10月10日、連盟理事からソフト使用疑惑があるという理由により、翌日に理事などが集まるので将棋会館に来るよう伝えられました。私は、「渡辺さん(明・竜王)はこれから戦う相手なので呼ばないでください」と伝えました。数日後に竜王戦が控えていたため、私が疑われ、身の潔白を証明する場に渡辺さんが同席していると、対局に差し障りがあると考えたからです。しかし、私の要望に反して翌日の会議の場に渡辺さんは出席していました。 次に、平成28年8月頃、三枚堂さん(達也・四段)と将棋の研究を行っていた際に、三枚堂さんがスマートフォンを用いて自宅のパソコンを操作しているのを目にしまし
将棋棋士の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを使用した疑惑が浮上し、日本将棋連盟が出場停止処分とした問題で、三浦九段は18日、自らの潔白を主張する文章を、弁護士を通じて報道各社に公表した。「対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません」と疑惑を改めて否定した。 反論文書は以下の通り 公益社団法人日本将棋連盟が発表しているとおり、私三浦弘行は、第29期竜王戦七番勝負に出場できないことになり、平成28年10月12日付で出場停止処分となりました。 このことは、私が対局中の離席が多く、私の指し手がコンピュータと一致する可能性が高いことなどから、私が対局中に将棋ソフトを使用していたのではないかという疑惑を持たれたことに由来しています。しかしながら、私がこれまで対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません。連盟が私に求めた、第29期竜王戦七番勝負に出場できないこと及び休場届の提出
熊本の慈恵病院「窓口」に 10代が2割近くにも 親が育てられない乳児を受け入れる赤ちゃんポストを設置した熊本市の慈恵病院による「SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口」への電話が、昨年度5466件となり、9年前の10倍以上に達した。10代の相談が2割近くあり、妊娠をめぐり孤立する若い女性の姿が浮かび上がる。元看護部長の田尻由貴子さん(66)は支援の実態をまとめた本を出版、「命と自分の人生を大切に」と訴えている。 病院は2007年、赤ちゃんポストの開設に合わせ、24時間フリーダイヤル(0120・783・449)で相談を受け始めた。13年にテレビドラマ化されたことで知名度が広がり、ウェブサイトなどで「まずは相談を」と呼び掛けていることもあって利用が伸び、相談は累計約1万4700件に及ぶ。最も多いのは「妊娠したかも」「妊娠してしまった」との悩みだ。
11日午前10時ごろ、岐阜県飛騨市神岡町で開かれていた「第18回山の村だいこんマラソン大会」ハーフの部を走っていたランナー115人が蜂に刺された。市教育委員会によると、いずれも軽症だった。ランナーは7キロ地点の打保橋付近を通ったところ、次々に蜂に刺された。橋げたの下にキイロスズメバチの巣が見つかった。大勢のランナーが一度に橋を通った振動で蜂が驚き、巣から出て刺した可能性があるという。 市教委の調べでは、刺された115人は17〜70歳の男女で、一部の選手は大会本部で氷で冷やすなどの手当てを受け、8人は市内の病院で受診した。入院した人はいなかった。ハーフの部は21.0975キロで、午前9時半にスタートした。697人が走り、完走者は631人だった。驚いた人も多く、30〜40人が蜂に刺された影響で途中棄権したとみられる。
史上最年少でのプロ入りを決め、記者会見後に大きな将棋の駒を手に笑顔を見せる藤井聡太さん=東京都渋谷区の将棋会館で2016年9月3日午後6時5分、森田剛史撮影 将棋の第59回奨励会三段リーグ戦が3日、東京都渋谷区の将棋会館で最終日を迎え、藤井聡太(そうた)三段(14)と大橋貴洸(たかひろ)三段(23)がプロ棋士となる四段昇段(10月1日付)を決めた。藤井新四段は昇段時、14歳2カ月の中学2年で、加藤一二三九段(76)の最年少記録14歳7カ月を62年ぶりに更新した。中学生で昇段を決めた棋士は加藤九段、谷川浩司九段(54)、羽生善治王位(45)、渡辺明竜王(32)に続き史上5人目。 藤井新四段は愛知県瀬戸市在住。5歳で将棋を覚え、2012年に杉本昌隆七段門下で関西奨励会に入った。昨年10月に史上最年少で三段に昇段。今期から三段リーグに参加していた。
讃岐うどんの本場、香川県から「うどん県」の座を奪い取ろうと、1人の埼玉県民が立ち上がった。埼玉県の「うどん用小麦粉の使用量」はトップの香川県に大きく水をあけられているが、堂々の2位。頂点を目指す戦略とは。【鈴木梢】 埼玉県入間市の会社員、永谷晶久さん(35)は昨春、インターネット上に「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」を設立した。「埼玉には東京に引け目を感じる風潮があるが、うどんは誇るべきもの」。県内のさまざまなうどんを食べ歩きフェイスブックなどを通じて紹介している。 埼玉県は小麦の栽培が盛んで、家庭でうどんを打つ食文化が根付いていた地域もある。加須市は条例で6月25日を「うどんの日」と定め「1日1麺」を奨励する。江戸時代に地域の寺がうどん粉を城主に贈り、礼状を受けたのが6月25日という。
開館が21日に延期された薬師塗漆工芸館=宮古市川内の道の駅「やまびこ館」で2016年4月29日、鬼山親芳撮影 岩手県宮古市川内の市文化施設「薬師塗漆(やくしぬりうるし)工芸館」が、道の駅「やまびこ館」に移築後、再オープンする日程を、4月29日から今月21日に延期したことが分かった。当初は予定していなかった開館セレモニーを実施することになり、出席する山本正徳市長の日程の都合で延期したという。大型連休に合わせた開館が一転、待っていた観光客に水を差す格好となった。 同市箱石の国道106号沿いにあった同館は、木造2階建てで、漆芸家の全龍福氏の作品展示や木工芸品の展示販売、貝を薄く削って漆器にはめ込む螺鈿(らでん)技法体験教室などを開いていた。だが、国道の改良工事に伴う立ち退きのため昨年3月に休館。建物を解体して移築し、山仕事関係の資料を展示する市北上山地民俗資料館の資料の一部や「木の博物館」の案内
センター試験に臨み、試験問題を受け取る受験生。大学の授業料高騰は階級社会を生むという懸念がある=東京都千代田区の法政大で、徳野仁子撮影 「国立大の授業料は安い」というのは、もはや昔の話だ。2015年度の授業料は年間約54万円で、40年前よりも15倍に値上がりし、私立との差も縮まった。授業料の高騰は、大学生2人に1人が奨学金を借り、卒業時に数百万円の借金を背負う状況も招いている。このままでは、大学に行ける層と行けない層が所得で明確になる階級社会が生まれてしまうのではないか。【石塚孝志】 「ある学生の話ですが、母親から奨学金をもらっている人と付き合ってはだめと言われたと。もし結婚したら、相手の借金返済で家計が苦しくなるからというのが理由です」と驚くのは、著書「希望格差社会」のある中央大文学部の山田昌弘教授(社会学)。「日本は、親があまり裕福でなかったら大学へ行くなという階級社会に確実に向かって
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