犯人の女子生徒は、殺害後、被害者の首や左手首を切断するなどしており、そうした猟奇的な面にも大きな注目が集まった事件です。 当時、犯行現場となったマンションで、犯人は一人暮らしをしていました。しかし、それは実家から離れた高校に通うため……などといった理由ではありませんでした。母親は事件の前年に病気で亡くなっていましたが、父親は同じ市内の一戸建てに住んでいたからです。 ©iStock.com 激化した父親へのバッシング しかし、事件の2ヶ月前に父親は新たな女性と再婚。その父親と離れて暮らすため、犯人はまだ高校1年生だったにもかかわらず、マンションで一人暮らしをしていたのです。 そうした複雑な家庭環境が明らかになるにつれ、「父親の存在が事件の引き金になったのではないか」と分析する専門家も現れ、ネット上では父親へのバッシングのみならず、その個人情報を晒す人まで出てきました。