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思想に関するzerosetのブックマーク (30)

  • アウグスティヌスの『告白』が名著とされるゆえんとは。『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』 | NHK出版デジタルマガジン

    千葉雅也、納富信留、山内志朗、伊藤博明著、斎藤哲也編『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』の文を特別公開。ありそうでなかった学び直しの決定版!

    アウグスティヌスの『告白』が名著とされるゆえんとは。『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』 | NHK出版デジタルマガジン
  • アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

    紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに オバマの希望からハランベの死まで 第一章 リーダー不在のデジタル反革命 第二章 逸脱のオンライン・ポリティクス 第三章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち 第四章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守文化戦争 第五章 「Tumblr」からキャンパス・ウォーズへ:美徳のオンライン経済における希少性の作り方 第六章 「男性圏」を覗いてみると 第七章 よくいる女、リア充、マスゴミ 結論 「ネタだよ」と言われてももう笑えない 評価(評者・田楽心) お知らせ ★その1 サイト運営者の一人、青野浩の翻訳書が出ます。 ★その2 友人が最近を出したので、よろしくお願いします。 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 2016年のトランプ当選を受けて、アメリカ人の多くが、2008年のオバマ当選時との「不可解なギャップ」に首を

    アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
    zeroset
    zeroset 2021/12/08
    ”本書からは、「『逸脱者』を自称することでの他者へ攻撃性」という統一テーマが浮かび上がってくる。逸脱を肯定するサブカルチャー共同体から「寛容」とは反対の行動が出てきたのである”
  • 『暴力の人類史』のピンカーが語る、理性と共感によって未来がより豊かになっていく根拠──『21世紀の啓蒙:理性、科学、ヒューマニズム、進歩』 - 基本読書

    21世紀の啓蒙 上: 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 作者:スティーブン ピンカー出版社/メーカー: 草思社発売日: 2019/12/18メディア: 単行この『21世紀の啓蒙』は、『暴力の人類史』で一躍その名を轟かせたスティーヴン・ピンカーによる啓蒙の啓蒙の書である。ピンカーのいうところの啓蒙主義は、『わたしたちは理性と共感によって人類の繁栄を促すことができる』ことに原則をおく。 そして、書でピンカーは、これまで世界は一時的な停滞や後退こそあれど、全体的には理性や共感、科学にヒューマニズムで進歩してきたし、これからもするだろうという「啓蒙主義」が間違っていないのだと擁護・主張する(だから啓蒙の啓蒙の書なのだ)。だが、ピンカー自身が『二〇一〇年代後半は、進歩の歴史とその要因についてを出すのにいい時期だとは思えない。わたしがこのを書いている今、わが国、アメリカ合衆国はこの時代を否定的

    『暴力の人類史』のピンカーが語る、理性と共感によって未来がより豊かになっていく根拠──『21世紀の啓蒙:理性、科学、ヒューマニズム、進歩』 - 基本読書
  • 東浩紀の嫌韓流容認論 | 私にも話させて

    少し前に出た東浩紀と大塚英志との対談である『リアルのゆくえ』(講談社現代新書、2008年8月)を読み、東の発言内容の酷さに驚いた。私は東の文章を大して読んでいなかったのだが、昔からこんななのだろうか。 枚挙に暇がないのだが、私が最も呆れた箇所を挙げておこう。 「東 ぼくが言っているのは、むしろ了解可能性の拡大を大切にしたいということです。たとえば、日のサヨクが2000年代になぜ急速に影響力を失っていったかというと、リベラルな人たちはリベラルではないということが大衆レベルで分かってしまったからです。リベラルは、みんながリベラルになることを望んでいる。たとえば、みんなが在日に対して優しくしようとリベラルは言う。でも世の中には、在日を差別する人がいっぱいいる。その現実はどうするのか。/ネット右翼の問題も同じです。彼らが言っているのは、左翼は出版メディアを握っている、みなが自分たちのようにリベ

    東浩紀の嫌韓流容認論 | 私にも話させて
    zeroset
    zeroset 2019/10/01
    ”東がどうこうと言うよりも、東が10年来生き延びれてしまう「論壇」とは一体何なのか。改めて考えさせられる” 2008年のエントリだが、それから更に10年以上……
  • ちくま・イデオロギー(2) | 私にも話させて

    (1)で挙げたようなモノ書き連中への批判としては、私は、丸山真男の『日の思想』(岩波新書)一冊を読んでおけば足りるのではないかと思う(念のために述べておくと、「筑摩VS岩波」などと考えているわけでは全く無い)。 丸山は、同書の中で、ヨーロッパ的伝統への必死の抵抗として生まれた反語や逆説(丸山は例として、まさにニーチェを挙げている)が、日のように生活のなかに無常観などの逃避意識がある中では、実生活上の感覚と適合し、現実への反逆よりも順応として機能しやすいことを指摘している。また、丸山は、日の思想史の特徴として、思想に対する批判を行なう際にその内在的な価値や論理的整合性から批判するのではなく、その思想が現実を隠蔽している、美化している点を暴露することに主眼を置いて批判を展開していることも指摘している。 このほか、丸山は、思想批判の「伝統」として、「イデオロギー一般の嫌悪あるいは侮蔑」「論

    ちくま・イデオロギー(2) | 私にも話させて
    zeroset
    zeroset 2019/10/01
    丸山真男『日本の思想』の紹介。もちろん、今でも全然変わっちゃいない。「イデオロギー一般の嫌悪あるいは侮蔑」「論敵のポーズあるいは言行不一致の摘発によって相手の理論の信憑性を引下げる批判様式」
  • É.TEMEN.NÍ.GÙRU on Twitter: "上柿智生先生のゲナディオス二世の論文を読んだ。ゲナディオスはコンスタンティノープル陥落後初の正教総主教。メフメト2世に会ってキリスト教信仰の説明をしたという。どんな話だったんだろうかとも思うしメフメト二世もよく呼んだなと思う。『帝都陥落についての書簡』ではビザンツ敗滅の理由を説明"

    上柿智生先生のゲナディオス二世の論文を読んだ。ゲナディオスはコンスタンティノープル陥落後初の正教総主教。メフメト2世に会ってキリスト教信仰の説明をしたという。どんな話だったんだろうかとも思うしメフメト二世もよく呼んだなと思う。『帝都陥落についての書簡』ではビザンツ敗滅の理由を説明

    É.TEMEN.NÍ.GÙRU on Twitter: "上柿智生先生のゲナディオス二世の論文を読んだ。ゲナディオスはコンスタンティノープル陥落後初の正教総主教。メフメト2世に会ってキリスト教信仰の説明をしたという。どんな話だったんだろうかとも思うしメフメト二世もよく呼んだなと思う。『帝都陥落についての書簡』ではビザンツ敗滅の理由を説明"
    zeroset
    zeroset 2019/09/11
    興味深い。古くはアッシリアによるイスラエル滅亡より、異教徒への敗北による亡国は、一神教信仰の重大な転換・発展点。メフメト二世の態度も面白い。
  • 『21世紀の貨幣論』 マネーの思想史 - HONZ

    マネーのない生活は想像すら難しい。電車に乗るためにも、ランチべるためにも、部屋に明かりを灯すためにも、マネーが重要な役割を果たしている。空気や水のように当たり前の存在だと思われるこのマネー、一体どのように生まれたのか。 マネーが生まれる前の社会から、マネーが発明される様子を想像してみよう。マネー以前の社会では、人々は自分が作ったモノと、自分が必要なモノを物々交換していた。いつしか誰かが、物々交換の非効率性に気がついたはずだ。なんといっても、「自分は欲しいモノを持っていて、かつ、自分の持っているモノを欲しがっている人を見つけ」るのは容易ではない。そして、あるとき他の誰かが特定のモノ、多くの場合は金や銀、を「交換の手段」にすることを思いつく。この「特定の手段」を使えば、どのようなモノとも交換ができるようになり、富の蓄積すら可能となった。 このような「マネー誕生物語」はなんとも説得出来である

    『21世紀の貨幣論』 マネーの思想史 - HONZ
    zeroset
    zeroset 2014/10/23
    貨幣の歴史、思想史。貨幣とはそもそも何なのか。とても面白そうなのに、タイトルが便乗っぽいのが……
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

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    zeroset
    zeroset 2013/02/18
    「佐伯は欧米発の自由主義が日本人に合うはずもない、ということで日本固有の価値観として「共同体存続のために死ぬ覚悟を持て」と言います。残念でした。それすらも欧米発の価値観の可能性が高いです」
  • 1:出会い。原発。デモ。科学技術。社会保障。そして哲学と音楽。:日経ビジネスオンライン

    龍一(さかもと・りゅういち) 音楽家。1952年生まれ。78年「千のナイフ」でソロ・デビュー、同年YMO結成に参加。88年映画「ラスト・エンペラー」でアカデミー賞作曲賞を受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。2006年には新たな音楽コミュニティー「commmons」をエイベックスとともに設立。また、2007年一般社団法人「more trees」を設立し森林保全と植林活動を行なうなど90年代後半より環境問題などへ積極的に関わる。東日大震災後、「こどもの音楽再生基金」などさまざまな被災者支援プロジェクトに関わるとともに、脱原発を訴える活動をおこなっている。主な作品に「B-2 UNIT」「音楽図鑑」「BEAUTY」「LIFE」「out of noise」、著書に『音楽は自由にする』、共著に『縄文聖地巡礼』、『いまだから読みたい――3.11後の日』、『NO NU

    1:出会い。原発。デモ。科学技術。社会保障。そして哲学と音楽。:日経ビジネスオンライン
  • 『風の谷のナウシカ』批判

    ご訪問いただいたお客様へのお知らせ アクセスいただいたWebサービスは提供を終了いたしました。 長年にわたり、多くの皆様にご利用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。 ODNトップページへ

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    zeroset 2010/02/23
    紙屋高雪氏による論。同様にユートピア論への不信からあの結末が書かれたとする『ナウシカ解読』が、「青き清浄の地」の解釈から新たな可能性を見出したのと比べると、この論はあまりに「護教」的
  • 自然科学と呪術のイチバン大切な違い - 地下生活者の手遊び

    A)僕たちはありもしないものを見る 【呪術は全面的な因果性をその公準とする】ネタの続きというか補足というか。 僕たちはランダムなパターンの中に何らかの意味を見出すような心性を生まれつき持っているようですにゃ。インチキやプリントミスでない心霊写真というのは、だいたいランダムなパターンに顔を発見してしまうものですよにゃ。【後から】意味を見出すということにゃんね。 心霊写真のほかに、典型的なのが例えばこれ 第2次世界大戦で空襲を受けたときのロンドン市民の反応など歴史事例にも、この傾向は見られる。戦後の統計解析では空襲は都市全体にランダムに行われたことが明確に示されているが、人々は都市の特定の場所が狙われ、別の場所は狙われていないと確信していた。狙われていない場所に住む人々は、ナチのシンパだと疑われ、生活や安全を脅かされた。そして、狙われていると思われる地区から人々は、実際に系統的空襲ではないのに

    自然科学と呪術のイチバン大切な違い - 地下生活者の手遊び
    zeroset
    zeroset 2009/01/13
    明快。「経験的・科学的な証明というのは必ずどこかに何らかの飛躍なり穴なりがあるものだといえるわけなのですにゃ。だから、この飛躍なり穴の部分をつついて「まだ証明されていない」と言い張ることは永遠に可能」
  • 派遣村叩きに見られる呪術思考(追記アリ - 地下生活者の手遊び

    「派遣村」にジミンのおっさんが出かけて、「当にまじめに働こうとしている人たちが集まってきているのか」と呆言し、公的に叩かれているけれど、ネットのある部分ではとても擁護されているとかにゃんとか。 2chとか やふのコメントとか直接見ると頭に来て仕事にならにゃーので、ここらへんのコピペを見ているわけにゃんが、いやいやいや、これはコピペでもゲロ臭くて鼻がひんまがりそうですにゃ。 「黙って死んどけ」 「若い頃何もしなかったことを棚に上げてよくやるわ」 「どんだけクズなんだよ 派遣は」 「こんなやつらを保護する必要なんかない。自分で何かする必要がないだろ。」 「この件については黙ってるつもりだったが、あえて言うわ。「死ね」/他者からモノを恵んでもらう立場である自覚がない。努力する人は助けたいが、恥の欠片もない猿に恵んでやるものは持ち合わせていない。」 などなど ニンゲン、ここまでゲロ臭くなれるもの

    派遣村叩きに見られる呪術思考(追記アリ - 地下生活者の手遊び
    zeroset
    zeroset 2009/01/09
    「貨幣は呪物なのだからその欠如に「たまたま」「うんのよしあし」などというものはあってはならにゃーのだ。すべては自業自得であり、自己責任となる」
  • 燃焼率改 宇野常寛はいつまで「国内思想の輸入翻案業」をやる気なの?

    図書館でSFマガジン1月号を借りてきたので宇野常寛「ゼロ年代の想像力」を読みまして。いい加減にイライラしてきたので適当に愚痴を。 1月号はよしながふみ論なんだけど、山形浩生の「日出処の皇子」論を土台に吉田秋生→よしながふみと語っていく形で、まあ相変わらず穏当だなあとは思うわけです。思うのは稲葉振一郎と宮台真司の仕事ももっと思い切り引用して論じればいいのではってこと。最初のほうでちょこちょこと引用したあと、あんまり出してないのはなんなのかしら。基的にこの連載「宮台・稲葉を読んだ小知恵の働く院生レベルが漫画・ドラマ論に仕立て直してみましたけどどうでしょう」的コンセプトだと思うのだが、人的には違うのだろうか。それはそれで意義のある仕事だとは思うのですよ。誰かがやったほうがいいだろうと思うのです。ほらなんか「文化的雪かき」とかいい言葉あったし。 でも連載が始まって以来未だに宮台・稲葉から一歩も

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    zeroset 2009/01/05
    「マッピング作業こそが至高の知的作業であり、マッピング作業が上手な俺はオタクどもを断罪する資格があるという価値観をお持ちなのでしょう」
  • ポストモダニズム系リベラルの観点から東浩紀氏を全面的に擁護する - 法華狼の日記

    敵対する言説にも場を与えるべきと主張し、自らの講義へ来るよう批判者を挑発あるいは招待しながら、実際に出向いた批判者を選別したため*1、批評家の東浩紀氏が批判されている。 hirokiazuma.com 文字情報ばかりといえば、はてなブログでは、ぼくが公認してもいない速記の断片的引用ばかりがコピーされ「東浩紀、許さん!」とか言われているらしいのだけど、上記のように、ぼくからすればそれは授業の内容についても僕の立場についても明らかに誤解している。そもそも、そんなに真実が大事だと思うのならば、そのかたがたは実際にぼくの授業に来て質問したらいいのではないでしょうか。 hirokiazuma.com 結局、東工大の授業に歴史認識問題を問いただす学生などだれひとり現れず、それどころか先週はいたゼロアカ生さえすっかり消え、いささか拍子抜けした東浩紀です。 つまりは、あいつらにとっては東浩紀はネタでしかな

    ポストモダニズム系リベラルの観点から東浩紀氏を全面的に擁護する - 法華狼の日記
    zeroset
    zeroset 2008/12/17
    納得してしまった 「自分自身はポストモダニズム系リベラルを体現するつもりはない、それが東氏の「立ち位置」だ」「あくまで東氏は思想家ではなく、思想を学生へ教える人」
  • 理性は万人の狂気である - 地下生活者の手遊び

    反・反科学であり、かつ反・反相対主義という立ち位置の僕は、同時に反・反宗教でもありますにゃ。macska dot org » 米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望というエントリについてちょっと考えてみたいと思いますにゃ。 リンク先エントリから引用 ドーキンスらによれば、肝心なことは理性を尊重し、根拠の無いことを事実だと信仰しないことだという。たとえばスターリンら共産政権の指導者たちはたしかに無神論者ではあったかもしれないが、恐怖政治や個人崇拝の制度を作り、かれら自身が信仰の対象ーー理性の審判を受け付けないものーーとなってしまったために間違いをおかした。すなわち対象が神であれ指導者であれ問題なのは信仰であり、理性こそ世界のあらゆる問題に対する答えなのだという。 「理性こそ世界のあらゆる問題に対する答え」 この理性至上主義が理性信仰、理性崇拝でなくてなんなのでしょうかに

    理性は万人の狂気である - 地下生活者の手遊び
    zeroset
    zeroset 2008/05/03
    http://macska.org/article/224に関連して。理性が野蛮に転化するとき。「理性中心主義は、カモフラージュされた搾取的な西欧中心主義」
  • 「いわゆるintelligent designは、理神論の現代版だ」なわけないでしょ

    池田信夫氏がさらりと間違ったことを書いている[via 進化論と創造論についての第1掲示板]ので、指摘しておく。 間違ってる部分は、エントリの論とは無関係に記述されたところ:では、なぜスミスは人々が「よい均衡」を選ぶと信じたのだろうか? その答は、おそらく書が言及していない理神論にあると思われる。これは神を人格的な存在と考えず、世界の秩序そのものが神の具現化だと考える教義で、ニュートンがその影響を受けていたことはよく知られている。彼の発見した古典力学の完璧な規則性は、まさに神の存在証明ともいえるものだった(いわゆるintelligent designは、理神論の現代版だ)。 [池田信夫: "「見えざる手」は誰の手か" (2008/03/24)]間違っている点は以下の2点: Newtonは確かに理神論の影響を受けているが、理神論とは違う立場にあった(神の介入を主張する点で) インテリジェン

    「いわゆるintelligent designは、理神論の現代版だ」なわけないでしょ
    zeroset
    zeroset 2008/03/26
    池田信夫氏へのつっこみ。インテリジェントデザインは反理神論だし、ニュートンは神の介入を主張していた
  • 追記 - shinichiroinaba's blog

    何で今頃こんなものを持ち出したのかというと、アーレントの「忘却の穴」論についていま一度考え直したかったからである。 「忘却の穴」論は一歩間違うと陰謀論になってしまう。それどころか下手をすれば敵であるはずの「ガス室はなかった」論の同じ轍を踏むことにだってなりかねない。さて俺もここで似たような罠にはまりかけていないか。 「忘却の穴」と同じくらい恐ろしいのは、ありもしない「忘却の穴」を幻視して、それに先回りしてあらゆる「忘却の穴」をふさごうとしてしまうことではないのか。 だからアーレントは『イェルサレルムのアイヒマン』で「忘却の穴などというものは存在しない」と言ったのではないか。そのことはおれ自身が『ナウシカ解読』で注意喚起していたはずではないか。 というようなことをきくちさんのブログでの陰謀論をめぐるやりとりを読みながら思った次第である。 「どのような可能性も頭から否定せず、心を開き、耳を傾け

    追記 - shinichiroinaba's blog
    zeroset
    zeroset 2007/09/18
    kikulogでの911陰謀論を巡るやり取りに関連して。「我々には、ある種の主張は決して受け入れることができない。「受け入れない」という形でしか受け入れられない、より正確に言えば相手にできないのではないか」
  • 『リベラリズムの存在証明』「エピローグ(草稿)」 - shinichiroinaba's blog

    以前今はなき玲奈さんのご厚意でアップしていただいていたものだが、消滅して久しいのでこちらにアップする。 ======================== 少々長い旅になったが、このあたりでいったん筆は置かれる。その前に、少し違った角度からこれまでの議論を総括してみよう。 書前半で提示した私なりの権力概念はかなり常識的なものであり、とりわけそれが権力を振るわれると感じ、それに服従する側の主体の自覚、了解を媒介としてはたらくものと定義されている点で、少々時代遅れである、と少なからぬ読者の方は思われたかもしれない。とりわけ私は要所要所でミシェル・フーコーの所論をどちらかというと肯定的に参照しているのであり、彼フーコーこそは20世紀後半の科学的権力概念の革新者と見なされているのだから。 フーコーの権力概念が人を惹きつける理由のひとつは、不可視の、意識されず、了解されないままに作動するものとしての

    『リベラリズムの存在証明』「エピローグ(草稿)」 - shinichiroinaba's blog
  • 政教分離原則の歴史 - 研究生活の覚書

    ジャン・ジャック・ルソーの『社会契約論』第四篇第八章に“civil religion”というよく分からない概念が書かれている。長さにして2頁くらいで、当に最後の最後に唐突に出てきて、それきりになっている。学部学生時代、ハンナ・アレントの文献を読むゼミに出席していた時、当時の政治思想史の教授がふっと、「あれ、よく分からないんだよね」と言っていた。なぜこの話が出てきたのかは、私はもう憶えていないが、たぶんギリシャの政治と宗教の問題をアレントが論じていた時に、教授が思い出したのだろう。 ニコロ・マキャベリは、領主としてのローマ教皇の存在がイタリアの統一を妨げていると考えていたのは有名なわけだが、彼の宗教としてのキリスト教に対する否定的な感情は、『ローマ史論』の中に出ていて、要するに「キリスト教は共同体への英雄的な献身を生み出さないが、異教(古典古代のギリシャ・ローマ)の宗教ではそれを讃える」と

    政教分離原則の歴史 - 研究生活の覚書
    zeroset
    zeroset 2006/11/02
    脱世俗化論者によれば政教分離は「地域的にも人口的にもごくごく小さいヨーロッパだけの特殊な文化」。代わりに彼らが持ち出すのがデモクラシーだが……
  • 医学都市伝説: 「世界観」判定テスト

    2006年10月22日  「世界観」判定テスト [ウェブサイト] 最近「ゲームストーリーの背景設定」という、妙な意味がまかり通る「世界観」という言葉であるが、ここで使っているのは当然、「世界全体に対する統一的理解」という来の意味である。 つまり、主体が世界をどう価値付け、どのような契機でそこに関わるのかという問題であって……、などと言い出すとなんだかよく判らなくなるが、少なくとも西欧人にとっては、世界は唯一神によって創造されたものだという前提を受け入れるかどうかというのは、はっきりさせておかないといけない点らしい。 そんなわけで、少々矮小化された面もありつつ、もっぱら創造論と進化論の対立をメインにして、その「世界観」をチャート化してくれるサイトがこちら。24の質問に答えることで、進歩主義傾向と科学的価値観をX軸・Y軸にしたグラフに、その人の位置を示してくれる。 最初に示したのは、こちらの

    zeroset
    zeroset 2006/10/24
    24の質問に答えると進歩主義傾向と科学的価値観でプロットされる