展示された作品に触ったり、鑑賞する人の動きに合わせて作品が変化したりする、ちょっと変わった美術展がさいたま市で開かれています。 作品を静かに鑑賞する従来の美術展とは異なり、作品に触ったり、鑑賞する人の動きに合わせて作品が変化したりするのが特徴です。 このうち、本の形をした白色の画用紙を持って入る展示コーナーでは、天井に向かって紙をかざすと、その上で童話のアニメーションが動きだします。天井には映写機がつけられていて、手元の白い紙がスクリーンの代わりになり、映像が映し出される仕組みになっています。 また、発泡スチロールでできたビーズが無数に入った容器に、直径3センチ程の玉を投げ入れると、ビーズが舞い上がる作品も展示されています。これは、玉を投げ入れる人の動きを天井のカメラが認識すると、容器の下から風が吹きビーズを水しぶきのようにみせる仕掛けです。 訪れた人たちは写真を撮りながら、いつもとは違う