経団連が1日発表した大手企業の今夏のボーナスの最終集計によると、平均妥結額は前年比8.62%増の95万3905円となり、1959年の調査開始以来、金額ベースで過去最高を更新した。経団連は「好業績を背景に労働組合が前年以上の要求を掲げ、それに応えた企業が多かった」(労働政策本部)とみている。 内訳は製造業が6.09%増の94万4805円、非製造業が16.68%増の97万9027円。 業種別では、人手不足に加え、2020年に迫った東京五輪・パラリンピック関連需要が続く建設が161万7761円と最も高く、百貨店・スーパーなど商業が109万2885円、自動車が106万1566円と続いた。 調査は、従業員500人以上の東証1部上場企業251社を対象に実施し、146社の妥結額をまとめた。