ウィーンフィル 犠牲者を悼む 3月20日 6時19分 オーストリアでウィーンフィルハーモニー管弦楽団が東北関東大震災で犠牲となった人たちを悼む曲を演奏し、観客とともに黙とうしました。 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団は、1956年に初めて日本で公演をしてから、これまで、今回の震災で大きな被害を受けた宮城県を含め、日本各地で250回余りも公演を行ってきました。20日、ウィーンで開かれた定期演奏会で、ウィーンフィルは、東北関東大震災で犠牲となった人たちを悼む曲として、モーツァルトの「ピアノ協奏曲」を演奏しました。そして、演奏が終わると、楽団員たちと2000人余りの観客が立ち上がり、1分間、黙とうしました。ウィーンフィルのヘルスベルク楽団長は「日本の人たちほど、私たちの音楽を愛してくれる人たちはいない。だからこそ、犠牲者を悼む思いを演奏で表現したいと考えた」と述べました。