このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、(3)英語教育に関する良質のコミュニケーションを促進すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。 ルーマンはブルックナーに似ているとも思います。両者ともにとても複雑なことをやっているようですが、実はいくつかの主要なテーマを回帰的に繰り返しているだけで、そのテーマを理解できれば彼らの言いたいことはずいぶんわかりやすくなるように思えます。しかし、彼らは複数の主要テーマを、フラクタルのように次々に展開していますから、その展開ばかりに目を奪われると、彼ら作品の基本構造を見失ってしまい、彼らが何を言いたいのかわからなくなってしまいます。ですがその多彩な細部の奥にある彼らの核さえ抽象的に理解できれば、細部の複雑さ