【見市紀世子】性同一性障害を理由に性別を変更した人を判別するため、日本年金機構が基礎年金番号に共通の番号をつけていることが分かった。「正確な支給に必要な措置」というが、障害関係団体は「プライバシー侵害の恐れがある」として改善を求めている。 さらに、判別用番号がわかる内部資料を、情報公開請求に応じて年金機構が開示し、その後資料が一時ネットに公開されたことも判明。機構は「開示に配慮が足りなかった」と謝罪し、判別用番号を変更した。 性同一性障害は、心と体の性の不一致に苦しみ、それを他人に知られたくない人も多い。2004年施行の特例法で、性別適合手術を受けるなどすれば戸籍上の性別を変えられるようになった。11年までに2847人が手続きした。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹