新型コロナウイルスの感染防止のため、全国の大学の9割以上がオンライン授業を始めたり、導入を検討したりしていますが、十分な準備期間が取れないまま導入に踏み切る大学も多く、現場の教員に大きな負担がかかっています。専門家は「今までと同じ授業をやろうとするのは現実的でない。教員は学生が勉強するのをサポートするという、本来の姿に戻るべきだ」と指摘しています。 文部科学省によりますと今月12日時点で、全国1070の大学などのうち、通常の授業に代わりにオンライン授業などを実施しているところは708校とおよそ66%に上り、検討しているとした326校を合わせると、全体の96%余りがオンライン授業を導入したり、検討したりしています。 一方、準備期間が十分でなかった大学も多く、システムのトラブルなどによる授業への影響が相次いだほか、オンライン授業の工夫や学生への技術的な支援まで迫られる形となった、教員たちへの負