斎藤元彦兵庫県知事の疑惑を告発した元県西播磨県民局長=昨年7月に死亡、当時(60)=の私的情報が漏洩(ろうえい)し、交流サイト(SNS)上で拡散した問題を巡り、16日に開かれた県議会の総務常任委員会で、県が元県民局長の遺族に謝罪しておらず、投稿者らに削除要請もしていない現状に、委員から「謝罪すべき」「要請を急いでほしい」などの指摘が相次いだ。 情報漏洩をめぐっては、昨年11月、政治団体「NHK党」(旧NHKから国民を守る党)党首の立花孝志氏が、元県民局長の私的情報とするデータをネット上に公開。県保有情報の漏洩との指摘が相次ぎ、県は今年1月に第三者委員会を設置して調査を開始した。今月13日、第三者委は立花氏の公表したデータや週刊文春の報道内容など計10件が県保有情報と同一だったと認定。漏洩元は「県職員の可能性が極めて高い」と指摘した。 この日の委員会では、共産党の庄本悦子委員が「(漏洩した情