埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の一部と地域住民との間で軋轢が表面化している問題が、13日の同市議会一般質問で取り上げられた。質問に立ったのは今月2日、視察中にクルド人の車に追いかけられ、怒声を浴びせられた男性市議。「いまだに苦慮している市民が大勢いる」と述べ、「法治国家として日本政府のあり方が問われている」と訴えた。 傍聴席にクルド人男性質問したのは自民党の奥富精一氏(51)。傍聴席には多くの市民が詰めかけ、中には市内で解体工事会社を実質経営するクルド人男性の姿もあった。 質問の冒頭、奥富氏は今月2日の事案について「法を犯す暴力的行為であり、議員の活動を阻害するもので、到底許容できるものではない」と前置きし、「川口特有の外国人問題では、いまだに苦慮している市民が大勢いる」と切り出した。 奥富氏は2年前の令和5年6月議会で可決された「一部外国人による犯罪の取り締まり強化を求め