7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、各党は幹部が各地で街頭演説するなど「参院選モード」に入っている。今月22日の東京都議選では自民党の退潮が浮き彫りとなり、各党は自民から剝がれた層の受け皿となる戦略を模索している。都議選で初めて議席を獲得した参政党と国民民主党は、野党第一党の立憲民主党と一線を画し、保守層の取り込みを図っている。 自民が左傾化「政権交代して立憲民主党政権になったら困る。選択的夫婦別姓などがすぐ通されてしまう」 参政の神谷宗幣代表は24日、甲府市内で街頭演説し、こう語った。「自公政権がやっていることはおかしいが、国会を見ていると、政権担当能力があるのは自民党と公明党の議員に多い」とした一方で、「その人たちがうまく活用できていなかったり、自民党自体が左傾化していて変なことを言っている。自公政権を中道に戻さないといけない」と述べた。「参政が単独で与党になろうとは考えていない