【ボン(ドイツ西部)=三井美奈】ドイツのボンにある女性博物館で28日、慰安婦像の除幕式が行われる。付近の都市ケルンで期限付きで公開されていたものが移転され、恒久設置されることになった。在ベルリン日本大使館によると、ドイツには計5つの慰安婦像があり、日本は撤去を促してきたが、地元の政局も絡み、難航している。 「性奴隷になるよう強いた」女性博物館は民間施設で、慰安婦像は入り口前の庭に碑文とともに展示された。碑文は、第二次大戦中にアジアや欧州で多くの女性が性暴力の犠牲になったことに触れ、「日本軍は大勢の女性や少女を誘拐し、性奴隷になるよう強いた」と記している。 像は今年3月から期限付きでケルンの市立博物館の企画展で展示され、ベルリンを拠点とする韓国系市民団体「コリア協議会」が恒久展示の受け入れ先を探していた。女性博物館は交流サイト(SNS)で、日本政府は展示に反対していると認めたうえで、「いわゆ