在日米海兵隊は、第3海兵遠征軍情報群のブレーディ・シムズ2等兵が6月7日、沖縄県北谷町の海岸で、消波ブロックから約5メートル下に転落した女性に応急措置を行い、救急隊に引き継いだ事案があったと発表した。 海兵隊によると、シムズ2等兵は他の隊員と休暇を楽しんでいたところ、転落した女性を発見。女性は頭部から出血があったため圧迫止血などを実施。家族に救急車を呼ぶよう依頼し、周りの人に氷を持ってくるよう求め、救急隊が到着するまで処置を行った。 シムズ2等兵は海兵隊に「基本的なファーストエイド訓練を受けていたので、女性を救護できると思った。自分たち以外に助けられる人が見当たらなかったので、すぐに駆け寄っただけ」と話した。 女性の家族から感謝されたが、「気にしないでください。人助けは当たり前のこと」と、名乗らず立ち去ったという。北谷消防署は「転落事案はあったが、米海兵隊員から引き渡されたという記録は残っ