参院選大阪選挙区の自民党候補を応援するため、マイクを握る石破茂首相=16日午後、大阪市中央区(泰道光司撮影) 20日投開票の参院選で石破茂首相(自民党総裁)は16日、公示後初めて大阪選挙区の自民新人候補の応援に入った。経済政策や安全保障、災害対策などを訴えて支持を呼びかけたが、首相批判を強める党大阪府連の青山繁晴会長は同席しなかった。 「北朝鮮は日本全土を射程圏に収めるミサイルを持っている。どの党が安全保障に向き合っているか。この国の平和は誰が守るのか」 大阪市中央区の南海難波駅前でマイクを握った首相はこう訴えた。 この日、会場には府連幹部や大阪を地盤とする元衆院議員らがそろいぶみ。しかし青山氏の姿はなかった。陣営側によると、青山氏は、首相が応援に入ることに反発し、抗議の意思表示として参加を拒否。首相が演説した時間帯は府内の別の場所を遊説したという。 参院選の自民党候補の応援で気勢を上げる
