任天堂は、企業広報のX(Twitter)で、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の後継機に関するアナウンスを今期中(2025年3月までと思われる)に発表することを明かした。合わせて、2024年6月に行うニンテンドーダイレクトでは、Switchソフトラインナップの発表のみで後継機種に関しては扱わないことも発表した。
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『ブレス オブ ザ ワイルド』を超える衝撃。驚異の続編はいかにして生まれたか 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下、『ティアーズ オブ ザ キングダム』)の発売から4ヵ月。シリーズ最高傑作との呼び声も高い『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、『ブレス オブ ザ ワイルド』)の続編として、プレイヤーの大きな期待を受ける中で発売された本作では、その期待を遙かに超えるボリュームと、圧倒的な自由度、そして壮大なスケールの物語が展開。広大なハイラルの大地と大空、さらには地底までも舞台にした冒険は、世界中の人を魅了し、新たな“発見”や“創造”が日々生まれている。
ユーザーの動向に合わせて調整内容を決定 ――1周年のときにもお話をうかがいましたので、今回は1周年から2周年にかけてのお話をお聞きしたいと思います。1周年以降の印象などはいかがでしたか? 野上あっという間の2年でしたから、どこまでが1周年で、どこからが2年目なのかハッキリと覚えていないのですが(苦笑)、やはり1周年フェスの“イカ VS タコ”が区切りになりました。あとは『オクト・エキスパンション』ですね。『オクト』の発売以降、イカ世界の時間軸が少し前に進んでいます。ですので、そこからのイベントやアップデートの雰囲気は、それまでと少し変わっていると思います。制作の面から見ると、1周年まではある程度予定をしていたことを積み重ねてきたのに対して、1周年以降は新しく考えて企画したものが多かったですね。 ――基本的に、発売前に考えていたアップデートが1周年までで、それ以降はユーザーの様子を見ながらア
オーディションで見た宝石に坂本氏が惚れ込みアプローチ ――坂本さんと古賀さんは、今回のお仕事の前からお知り合いだったそうですね。 坂本2016年の秋に、福岡で“声優スタジアム”という声優のオーディションがあり、僕がその審査員をやっていたんです。そのときのグランプリが、彼女でした。 ――そこで、古賀さんが歌ったんですね。 坂本本来は声優のオーディションで、演技の審査なのに、彼女は最後にギターを持ち出して、「1曲歌っていいですか?」と。聴いてみたら抜群に上手で、審査員一同、衝撃でイスから落ちそうになりまして(笑)。それでコンタクトを取ったのが最初ですね。いつか自分の仕事で、この歌声がはまる曲があれば、絶対にプッシュしようと思っていました。 ――『スマブラSP』が、まさにその機会に。 坂本ディレクターの桜井さんが求めておられたボーカル像にピッタリでしたから。なにより若いですし、色もついていません
ソラ代表。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ全作品でディレクターを務めたスゴイ人。そのほか、『星のカービィ』、『新・光神話 パルテナの鏡』などヒット作多数。 うれしい誤算? スイッチは意外と○○だった ――まず今回の最大の特徴は“全員参戦”というところだと思いますが、そこは最初から、それありきで考えられたのでしょうか? 桜井もちろん、“全員参戦”ありきですね。 ――『スマブラSP』の詳細が正式にお披露目された“Nintendo Direct: E3 2018”は、現地で映像をメモしながら見ていたのですが、だんだんメモが追いつかなくなってきて、海外メディアも含めて苦笑が漏れ始めて、最後はみんなメモを諦めてひたすら喜んでいました(笑)。 桜井あのときはウケてよかったです(笑)。わたしはE3会場で、ライブ放映の準備をしていたのですが、遠くから任天堂スタッフを含めて、観ていた人たちの歓声がワー
過去例を見ないほどの大観衆! 2018年8月22日~24日の3日間、神奈川県・パシフィコ横浜にて開催される、国内最大のコンピュータ エンターテインメント開発者向けカンファレンスCEDEC2018。開幕を飾る初日の基調講演に、任天堂取締役フェロー・宮本茂氏が登壇して講演を行った。 講演のタイトルは、“どこから作ればいいんだろう?から10年”。じつは宮本氏は、ちょうど10年前のCEDEC2008で“どこから作ればいいんだろう?”と題した講演を行っている(http://cedec.cesa.or.jp/2008/contents/prg/kn_02.html)。今回はそれから10年を経て、改めて宮本氏のゲーム開発に対する考えかたを披露してくれる、というわけだ。CEDEC2008での講演内容は完全に公開不可とされていたため、「あのとき宮本氏はどんなお話をしたのだろう……?」と気になっていた人たちに
本セッションには、『逆転裁判』シリーズ初期成歩堂三部作や『大逆転裁判』シリーズを手掛ける巧舟氏が登壇し、これらのタイトルのシナリオやトリックの作りかたを解説した。 まず、巧舟氏は『逆転裁判』シリーズの一貫したテーマとなっている、“本格ミステリ”について説明。巧氏によると、ミステリー=謎には、サスペンスと本格ミステリの2種類が存在するのだという。このふたつには明確な違いがあり、サスペンスは、謎に対する興味が推進力となって読者をひっぱる物語のこと。一方、本格ミステリは、謎が論理的に解明される過程が主眼となる物語のことを指し、『逆転裁判』や『大逆転裁判』はこちらに該当する。 また、“論理的”という部分について、「作者と読者のあいだにルールがありさえすれば、どんな世界でも成立するのが本格ミステリです」と巧氏は語る。実際に『逆転裁判』シリーズには、綾里真宵という霊媒師のキャラクターが登場することから
アメリカ・サンフランシスコにて、2018年3月19日より開催中のゲーム開発者向けカンファレンス“GDC 2018”。会期3日目からは、550以上の企業が最新技術や商品を出展する“GDC EXPO”がスタートし、いよいよイベントは本番を迎える。 そんな3日目のトップを飾ったのが、任天堂の『スプラトゥーン』シリーズにまつわるセッション“'Splatoon' and 'Splatoon 2': How to Invent a Stylish Franchise with Global Appeal”だ。登壇者は、『スプラトゥーン』シリーズのプロデューサーを務める野上恒氏。……なのだが、ステージに目を向けると、あ、あれ、そこにいるのはイカ研究員さん!? 「私は、人の姿に変身する不思議なイカを研究している、イカ研究所の研究員です」と挨拶を始めたイカ研究員さん。しかし、その後「このスタイルで長時間話す
野上 たくさんのプレイヤーに遊んでいただき、 熱量の高さに圧倒されています。発売前のニンテンドースイッチ体験会や試射会、前夜祭にもたくさんの方にご参加いただいたので、想像はしていたのですが、それ以上でした。現在開催中(編注:2018年2月11日に閉幕)の“第3回スプラトゥーン甲子園”でも見られるように、前作からの熱いファンはもちろん、お子さんと親御さんがいっしょに遊ばれているような光景もあり、幅広いプレイヤーに遊んでいただいて、ありがたい限りです。 ――ニンテンドースイッチが世界的に売れていますが、海外プレイヤーの『スプラトゥーン2』への反響はいかがですか? 野上 北米、欧州でも販売は好調で、たくさんのお客さんに遊んでいただいています。熱量の高いプレイヤーの方も多く、大きなトーナメントも開催されていて、任天堂の海外支社がそれを支援している状況ですね。 ――前作でお話をおうかがいした際、海外
『スーパーマリオ オデッセイ』小泉Pに訊く、心に刺さる驚きを目指した“箱庭マリオ”の革新と、名作が続く任天堂開発の秘訣 2017年10月27日に発売されるNintendo Switch用ソフト『スーパーマリオ オデッセイ』。Nintendo Switchでついに発売される『スーパーマリオ』シリーズの最新作であり、シリーズとしては、15年ぶりの箱庭タイプの3Dアクションゲームとなる。本作では、“3Dマリオ”らしいアクションとともに、リアルな頭身の人間を登場させたり、ボーカル曲を採用したりと、これまでのシリーズとは異なる変化も大きく押し出しているのが特徴だ。発売前にして本作の評価は非常に高く、E3 2017では、世界38のメディアが出展タイトルから優れたタイトルを選出する“Game Critics Awards: Best of E3 2017”にて、“Best of Show”のほか、“Be
ディレクター藤林氏とアーティスト米津氏が語る、フィールド作りのための取り組み 2017年8月30日~9月1日の期間、パシフィコ横浜で開催されている、日本最大級のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“CEDEC 2017”。会期2日目、メインホールにて行われたセッション“『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』におけるフィールドレベルデザイン ~ハイラルの大地ができるまで~”の模様をお届けしよう。 本講演で登壇したのは、任天堂 企画制作本部 ディレクターの藤林秀麿氏と、任天堂 企画制作本部 シニアリードアーティストの米津真氏。藤林氏は『ブレス オブ ザ ワイルド』ではディレクターを、米津氏は地形リードアーティストを務めた。 さて、『ブレス オブ ザ ワイルド』と言えば、プレイヤーがいつ、どこで何をしてもいいという、自由度の高いゲームデザインが特徴だ。どこに行っても、気
桜井さんみずからが初代『カービィ』を語ります!! 1992年4月27日にゲームボーイ用ソフト『星のカービィ』が発売されてから、今年で25年。この記念すべき節目の年をお祝いするべく、さまざまなフェアの開催や記念グッズの販売など、多彩な企画が行われている。 先日、東京公演が行われた“星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート”も、そういった催しのひとつ。東京公演では、『星のカービィ』の生みの親である桜井政博氏が、1作目開発時のエピソードを語った。 [関連記事] \カービィ25歳? おめでとう!/ 『星のカービィ』25周年オーケストラコンサート 東京公演リポート そして週刊ファミ通2017年5月11・18日合併号(2017年4月27日発売)では、桜井氏の連載コラム“桜井政博のゲームについて思うこと”のスペシャル版を掲載。コンサートで語られた内容をもとに、桜井氏みずからの言葉で、開発秘話が紹介
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