将棋のプロ棋士養成機関・奨励会三段リーグの最終日が3日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井聡太三段が13勝5敗の成績で1位となり、10月1日付けで史上最年少、14歳2か月でのプロ入り(四段昇段)を決めた。 76歳の現役最年長棋士、加藤 一二三 ( ひふみ ) 九段の記録(14歳7か月)を62年ぶりに塗り替えた。 中学生でのプロ入りは5人目。過去に達成したのは、加藤九段のほか、日本将棋連盟会長の谷川浩司九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王と、いずれも超一流棋士だ。 愛知県出身の藤井さんは、名古屋大教育学部付属中の2年生で、日本将棋連盟関西本部所属。杉本昌隆七段門下で2012年9月に奨励会に入り、15年と16年には、プロも参加して詰将棋を解く速さを競う詰将棋解答選手権チャンピオン大会で優勝している。