準惑星マケマケの想像図。氷の多い天体が円盤状に広がる海王星の外側の領域、カイパーベルトに浮かんでいる。新たに発見された天体の大きさはマケマケの半分程度。(ILLUSTRATION BY IAU, M. KORNMESSER (ESA/HUBBLE)) 海王星より外側にある、氷でできた天体が集まるカイパーベルトと呼ばれる領域で、横幅700キロ弱の準惑星を新たに発見したと、天文学者らの研究チーム「太陽系外縁部起源探査(OSSOS)」が発表した。 7月10日に国際天文学連合(IAU)で「2015 RR245」と仮に命名されたこの星は、現在認定されている5つの準惑星、冥王星、エリス、ハウメア、マケマケ、ケレスよりも小さい。正確な大きさはまだ明らかになっていないものの、米カリフォルニア工科大学の天文学者マイク・ブラウン氏が立ち上げたデータベースによれば、太陽系外縁部で正式名称が付いていない天体の大き