さてここから、実際にAjaxアプリケーションの制作に入っていきたい。まず今回は、フォトアルバムで画像を表示する際のフレームとなる部品を作る。サンプルを見てみよう。 リンクをクリックすると、まず写真風のフレームがフェードインで表示され、画像自体はロードが完了してからフェードインする。このサンプルではXMLHTTPRequestを使っていないが、イベントやローディングをJavaScriptで制御しながら、ユーザーにはそれを感じさせないなめらかなインターフェイスを与えるこのようなアプローチは、まさにAjaxの発想だ。 今回のサンプルを試してみるために、まずはPrototypeとscript.aculo.usのソースをダウンロードする必要がある。現在Prototypeは1.3.1、script.aculo.usは1.0が正式リリースされているが、本連載では開発バージョンであるPrototype 1