さてさて、今日は大根炊きが行われるとのことで奈良県信貴山の朝護孫子寺へ行ってきました。 大根炊きとは京都の師走の風物詩として、京都の寺院で無病息災を願う年中行事。 関西のニュース番組でも師走になると大根炊きのニュースが報道されたりします。 大根炊きが始まると「あぁもう年末かぁ~」なんて思ったりしますが、関西以外の人はあまり知らない行事でしょうね。 さて、なぜ大根を炊くんだ。 江戸時代の書物『本朝食艦』には、大根は「魚肉の毒、酒の毒、豆腐の毒をくだす」としるされているらしい。 解毒作用があり、栄養価も高いことから健康野菜として「大根どきの医者いらず!」とのことわざが生まれるほど。 そんな大根を食べて無病息災を祈願しようと、鎌倉時代のお坊さんが大根の切り口に梵字を書いて魔除けにしたことが起源。 その魔よけの大根を炊いて参拝者に振る舞ったのが大根炊きのはじまり。 ちなみに「炊く」って方言なの?