近年、注目を集める3Dプリンタは、食の分野でも活用が模索されている。宇宙食や特定の成分・食材を練り込んだ個人用の食品開発など、夢は広がる。将来、病院で1週間分の食事の3Dデータが処方される時代が来るかもしれない。 この5月、NASAが米国の民間企業に食品3Dプリンタの研究費を提供したことが話題となった。その技術を利用すれば、数年間の宇宙飛行中に3Dプリンタを使って料理をつくることができるという。さらに、世界の食糧難を解決する可能性もあるとされている。 夢のような未来が語られているが、それでは、現在、食の分野で3Dプリンタは、どのようなことが可能なのか。 日立コンサルティング、経営コンサルタントの小林啓倫氏はこう解説する。 「最もシンプルな利用法は、形状がユニークな食品をつくることです。誰かの顔を模したお菓子をつくる、複雑な構造をしたパスタをつくるなど、見て楽しい料理を生み出すことができます
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く