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2011年12月13日のブックマーク (4件)

  • 無意義だったEUサミット、そして危機は続く・・・

    (2011年12月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 欧州連合(EU)は先週、ユーロ圏と英国がEUで仲良く共存できるという幻想を打ち砕いた。その意味では歴史的な首脳会議になったかもしれない。だが、EU条約の枠外で財政同盟を作るという今回の決定は、ユーロ圏危機の解決には何の役にも立たないだろう。 財政同盟なるもののとらえ方は様々だ。かなり進んだ統合をイメージする人もいれば、そうでない人もいる。財政規律の強化にこだわる人もいれば、共通債の発行にこだわる人もいる。 しかし、どんな形がいいと思うにせよ、財政同盟はEU条約の枠外での実現を目指すべきものではない。 通貨同盟の政策協調の法的根拠はすべて既存の条約にあるのだから、これらの条約の適用を逃れようとすれば、状況は非常に混乱したものとなる。 財政統合にはEU条約改正が欠かせない 条約改正は大仕事であり、各国があまり乗り気になれない理由も理解

    HODGE
    HODGE 2011/12/13
    ”ロンドンの金融街シティを差別する強力な財政同盟は望まないという理由でキャメロン氏がEU条約改正に反対したのであれば、「強化された協力」による財政同盟の設立も受け入れない
  • イギリス孤立でEU分裂の危機

    NOの代償 ドイツのメルケル首相(手前)の案に反対を表明したキャメロンだが(12月9日、EU首脳会議にて) Yves Herman-Reuters 欧州債務危機を克服するために先週行われたEU首脳会議は、今後のEUの在り方が大きく変わる可能性を生んだ。事実上、EUが分裂してしまったからだ。 今回の首脳会議では、新たな財政規律強化策が協議された。各国により厳しい財政規律を要求する新基条約について採択が行われたが、合意したのはEU加盟27カ国のうちユーロ圏全17カ国を含む23カ国だった。 一方で反対を表明したのは、イギリスのデービッド・キャメロン首相。新基条約の制定によって国家の独立性が失われかねないこと、イギリスの金融部門が弱体化する恐れがあることが反対の理由だ。「私の答えはノーだ」とキャメロンは発言した。「ほかの国々が国家の主権を放棄せざるを得なくても、わが国は決して手放さない」 残り

    HODGE
    HODGE 2011/12/13
    栄誉ある孤立(でもアメリカとは通じているw)
  • EU条約改正拒否で英連立政権に亀裂

    EU条約改正への拒否権発動で、ニック・クレッグ副首相(左)とデビッド・キャメロン首相の関係に大きな亀裂が生じた〔AFPBB News〕 ユーロ圏の財政規律を強化する新しい欧州連合(EU)条約を拒否したデビッド・キャメロン首相は12日、連立相手であるニック・クレッグ副首相が今回の拒否権発動で英国が「孤立し、置き去りにされる」恐れがあると警告する中で、自身の判断を擁護することになる。 クレッグ副首相は、拒否権発動は「英国にとってマイナスだ」とし、英国が欧州で影響力を振るったり、英国がEU域内の真剣な参加国であることを米国政府に納得させたりするのが難しくなると語った。 クレッグ副首相が率いる親欧州の自由民主党(キャメロン首相の保守党と手を組む英国連立政権の少数政党)は、先週ブリュッセルで開かれた欧州首脳会議で英国が孤立することになった経緯に憤慨している。 憤慨する自由民主党、キャメロン首相は保守

    HODGE
    HODGE 2011/12/13
    ”クレッグ副首相が率いる親欧州の自由民主党は、先週ブリュッセルで開かれた欧州首脳会議で英国が孤立することになった経緯に憤慨”
  • ユーロ危機が露にした独仏関係の変化 欧州は新たな均衡を見いだせるか?

    ドイツはリーダーシップを身につけねばならず、フランスは後に従うことを学ばねばならない。両国にとって、これは辛い経験になるだろう。 欧州におけるゲームのルールは、ドイツ再統一で永遠に変わってしまった。ユーロ危機が生じてようやく、この変化がもたらす甚大な影響がはっきりしたのだ。 ドイツのアンゲラ・メルケル首相には一定の同情を覚えずにはいられない。首相はリーダーシップのなさを批判されたかと思えば、今度は抑圧的なリーダーシップを批判されてきた。ユーロが燃えているのに傍観していると言われたかと思えば、ユーロ存続の条件についてゲルマン的な命令を出すと言われた。 我々は、欧州にとってドイツは常に大き過ぎる国だったことを思い出させられた。 大ドイツ主義を巡る新たな議論が問いかけているのは、ドイツがこれほど明白に圧倒的な強国となった今、欧州連合(EU)であれ、より統合が進んだユーロ圏であれ、欧州が新たな均衡

    HODGE
    HODGE 2011/12/13
    ”メルケル首相の言う安定同盟が存続し得るのは、ケインズが半分正しいだけではなかったことを認めた場合に限る”