東京電力福島第一原子力発電所3号機で19日から、水中を移動するロボットを使った格納容器内部の本格調査が始まります。原発事故で核燃料が溶け落ちた3つの原子炉のうち、3号機で本格的な調査が行われるのは初めてで、廃炉に向け、「燃料デブリ」を取り出す方針を決める手がかりを得られるか注目されます。 国と東京電力は新たに開発した全長30センチ、胴体の直径が13センチの魚のマンボウに見立てた「マンボウ型」ロボットを投入し、19日と21日、格納容器の内部を調べます。遠隔操作でスクリューを回して水中を移動し、据え付けられたカメラでデブリの状態を把握する仕組みですが、長さ数十メートルのケーブルが内部の構造物にひっかからないか慎重な操作が求められます。 原発事故で核燃料が溶け落ちた3つの原子炉のうち、3号機で本格的な調査が行われるのは初めてで、廃炉に向け、デブリを取り出す方針を決める手がかりを得られるか注目され