2021.07.28 VR体験で人の感覚をどう騙す? 元マジシャンのプロデューサーが生む、VRコンテンツの実在感 ▲ 筆者(左)「うわ~~~ドラゴンが~~~」 端から見るとさっぱりわからないので恐縮ですが、乗り物に乗って空を飛んだり、高級車のショールームを見学したり、目の前にドラゴンが迫ったり……。しかもそれらがスムーズに連続して、あたかも自分がそこにいるかのよう。すっかりVRの世界に入りこんでしまっています。 それもそのはず、これらのVRコンテンツを手がけた株式会社ハシラスの代表・安藤晃弘さんは、なんと元プロマジシャン。江戸古典奇術の「手妻(てづま)」を継承する手妻師を経て、今はVRで人々の脳を「騙して」いるのです。 マジシャンの経験からどんなVRコンテンツを生み出しているのか、そして、VRの特性を最大限活かすにはどんなことが必要なのか。VRの今後も含めお話を伺いました。 安藤 晃弘(あ