デリケートな個人情報を扱う病院や医療施設で実習を受ける機会が多い看護学生に向け、沖縄県浦添市当山の浦添看護学校はこのほど、ソーシャルメディア利用のガイドラインを策定した。教職員だけでなく学生も交えて内容を決め、具体的なトラブルの事例も盛り込んだ。知念榮子校長は「よく考えてソーシャルメディアを使い、安易な投稿を踏みとどまってもらえたら」と話している。 「事例5 教科外活動のイベントで妊婦体験をした学生たちが、ふざけた態度の動画を撮影し、クラスのLINEに投稿した。映像を不快に思ったクラスメートが他のSNS(会員制交流サイト)に投稿し、拡散した」―。ガイドラインには学生が陥りやすそうな事例が並ぶ。どこが問題か、どういうことが起こりうるか、その結果どうなるかを分かりやすく説明している。 写真共有アプリ「インスタグラム」、短文投稿サイト「ツイッター」。学生たちにとって、SNSを含むソーシャルメディ