猫って可愛さそのものを形にあらわしたものだと思う。 ぼくがまだこの三次元の世の中にとどまっている理由の大きな一つとして、猫がこの世に存在しているからってのが挙げられる。 それほどまでに猫は可愛い。二次元で表された猫も無論可愛いけれど、3次元から2次元に写像する際にいくらかの大切な情報は欠落してしまって、やっぱり猫は3次元に限る、とぼくは思うのだ。 そんな猫を眺めながら酒を飲める店がある。その名を、「猫カフェ きゃらふ」。 猫カフェっぽくないおしゃれな店内 猫カフェっていうと、だいたいローテーブルで床がもふもふしていて、靴を脱いで上がってクッションの上に寝そべる猫様を眺めたり撫でたり袖にされたりして楽しむお店だ。 よい。それはそれでよい。 しかし、たとえば「猫が近くにいてくれればいい」「作業をしていて、疲れたら猫を愛でたい」などという場合には、通常の猫カフェだと少々具合が悪い。なぜならば、全