『その悩み、佐久間さんに聞いてみよう』(佐久間 宣行 著、ダイヤモンド社)の著者は、「仕事は人間でできている」という持論を持っているのだそうです。 どんなに成功した案件も、あるいは失敗したプロジェクトも、そこにいる人間の日々の仕事の積み重ね。だからこそ“人間”を見つめないと、仕事の悩みは解決できないということ。 たしかに難しい時代です。価値観も市場も揺れ動いています。 多くの企業が変化を求められ、新しい武器を身に着けないと、と焦る気持ちもわかります。 けど、たくさんの悩みを聞いているうちに、気づいたことがありました。多くの方が、その大きな時代の変化に立ち向かう前に「会社との正しい向き合い方」ができていないと感じたのです。 そこにひずみやズレがあるから感情とメンツに振り回される。 自分と周囲を客観視して悩みを言語化できれば解決策は見えてくるのに、その前に気持ちが参ってしまう人が多い気がする。
