良いものを見れば自然、真に良いものがわかるようになるという。 なら、悪いものを見れば自然、真に悪いものがわかるようになるのも道理ではないだろうか。 では、その効能は? まず真に悪いものがわかる事自体が利。これはひどい、が肌でわかれば、それにひっかからなくなるだろう。 それと同時にこれはひどくないもわかる。ひどくないもの=普通あるいは良いものが自然と見えてくる。真に良いもの、はわからないかもしれないが、真に悪いものを引くよりかは、真によいものを引けない方がましである。 最後に、ひどくないという事が喜びに繋がる。易く喜べるのは良い悪いあるかもしれないが、まるで喜べない事に比べれば、良い事のほうが多い。 とかなんとか。