[シドニー 4日 ロイター] オーストラリア準備銀行(豪中銀)は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを予想より大幅となる75ベーシスポイント(bp)引き下げ5.25%にした。 世界的なリセッション(景気後退)の可能性が高まる中、国内経済を支援することが狙い。 政策金利5.25%は2005年3月以来の低水準となり、2カ月間で合計2%ポイントとなった利下げ幅は、1990/91年以降で最大。 投資家は、豪中銀が予想を上回る大幅利下げを実施したことで、追加利下げが示唆されているとみており、債券先物市場は上昇、2009年半ばまでに政策金利が4.0%になる可能性を織り込んだ。 シティグループの市場経済担当共同責任者、スティーブン・ハルマリック氏は「キャッシュレートは来年初めに4%で底入れすると考えている。オーストラリア準備銀行(RBA)が世界の成長見通しを非常に懸念していることは明白だ。当然だ