複数のトキが倒れていた場所の近くにあるすき間。台形で底辺が12センチ、高さは最長で9センチある=新潟県佐渡市、平井良和撮影 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターでトキ9羽がテンに襲われて死んだ問題で、訓練ケージの周囲にテンの侵入経路になりうる穴が複数見つかり、14日未明にもケージ内にテンがいたことがわかった。 同日、センターを視察した小沢鋭仁環境相にも報告された。環境省によると、ケージの周囲の金網や柱との継ぎ目を調べたところ、外敵の侵入を防ぐことを想定して設けた金網の編み目よりも、広く開いた場所が計263カ所あった。最大は高さ5.5センチ、底辺28センチの三角形のすき間で、体長約40センチのテンが出入りできるとみられる。 また、夜間の撮影ができる監視カメラを13日に設置したところ、14日午前0〜4時の間に計4回、ケージ内を動くテンが映っていた。 小沢環境相は、現地の職員とともにケージ