自然保護団体「国境なきゾウたち」は、アフリカ南部ボツワナの野生動物保護区周辺で、2018年7月以降の2カ月間に90匹のゾウの死骸を発見したと明らかにした。BBCなどが9月4日報じた。
地震に襲われた北海道のほぼ全域が一時停電した。最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。 「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」 6日午後、札幌市の北海道電力本店。停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓明彦社長は、こわばった表情で話した。 今回の停電は、離島などを除く北海道のほぼ全域で発生した。電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は初めてだ。 今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万キロワット。地震でとまり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。道内全域の停電に追い込まれた。 経済産業省が想定し
「すごい地震で、暗くて、怖くて」と、ナイジェリア出身のアヒンバレ・ケリーさん(31)がガラス越しに言った。面会室は狭い。ガラスは厚く、向こう側が少し歪んで見える。ケリーさんは、長崎県大村市の大村入国管理センターに収容されていた2016年4月の未明、熊本地震の大きな揺れに遭遇した。ところが、照明はなかなかつかず、地震の情報もない。鹿児島に住む息子への電話も許されない。何より、当直職員の言葉に耳を疑ったという。「電話は必要ない。おまえは家族に見捨てられたんだ。国へ帰れ」————。全国の入国管理の現場から、収容をめぐる“異変”が相次いで伝えられている。収容期間が長引き、人数も急増。暴言・暴力を訴える声が途切れず、自殺者も出ている。いったい何が起きているのか。(笹島康仁、末澤寧史/Yahoo!ニュース 特集編集部)
6日未明の地震によって北海道で相次いだ発電所の停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにした。地域と時間を事前に決めておく停電で、需給が厳しくなれば週明け10日にも踏み切るという。実施されれば、東日本大震災直後の2011年3月に首都圏で行われて以来となる。 地震による停電は一時、道内ほぼ全域の295万戸に及んだ。政府は、老朽発電所の再稼働などによって週末の8日中にいったん停電をほぼ解消できる、との見通しを示した。ただ、ピークをまかなうことは難しいとして、8日から1割程度の節電を道民や企業に要請する。数値目標付きの節電要請は13年冬に北電が行って以来だ。 工場や企業が本格的に動き需要が増える週明けになって、節電がうまくいかなかったり、発電所が故障したりした場合には、計画停電に踏み切る可能性があるという。1回2時間ほどを想定し、準備する。 世耕弘成経済産業相は「計画停電は
香ばしい香りに、思わず唾があふれ出す。濃口しょうゆの効いた豚だしベースのスープに、モチモチとした自家製の生麺がよく絡み、かめばかむほど味がしみ出す。焦げ茶色のスープは意外にもあっさり。つい最後の一滴まで飲み干しちゃう。嘉手納ロータリー内の大きな看板が目印の「沖縄そば専門店みよ家」の「唐人そば」(680円)だ。 味はもちろん、沖縄そばの歴史の一端に触れられるのもオススメ。唐人そばは1902年に沖縄で初めて開業した中華そば屋で人気だったとされ“沖縄そばのルーツ”といわれる。沖縄そばの普及を目指す「沖縄そば発展継承の会」が文献資料などを基に110年以上の歳月を経て再現したその味に、みよ家は羅臼昆布やかつおぶしのオリジナルだしをブレンドしている。 店主の中本博之さん(43)は、三重県出身で無類の沖縄そば好き。宜野湾市出身の妻綾乃さん(38)の祖母が作ってくれたかつおだしの沖縄そばにほれこみ、知人の
米紙ウォールストリート・ジャーナルは6日、トランプ大統領が同紙コラムニストとの電話で、日本との貿易赤字を問題視し、安倍晋三首相との友好関係が「終わる」と語ったと報じた。日米は今月25日に首脳会談を行う方向で調整しており、トランプ氏が日本に二国間の自由貿易協定(FTA)の締結など、厳しい態度で交渉に臨む可能性がある。 コラムニストのジェームス・フリーマン氏はトランプ氏と電話した内容を踏まえ、同紙で「北米や欧州の友好国との交渉をまとめたとしても、貿易をめぐる不確実性は必ずしも終わらない。トランプ氏はなお、日本との貿易の条件で悩んでいる」と指摘した。 トランプ氏は電話の中で安倍首相との良好な関係に触れたうえで、貿易赤字の解消のために「日本がどれだけ(米国に)払わなければならないかを伝えた瞬間、(良好な関係は)終わる」と語ったという。 両国政府は、安倍首相が自民党総裁選で3選された場合、国連総会に
震度7の揺れが6日に観測された北海道厚真町では、大規模な土砂崩れが起き、住宅などがのみ込まれた。専門家は強い揺れに加え、この地域の地層に多く含まれる火山灰や、現場周辺に前日12ミリの降雨をもたらした台風21号の影響を指摘する。 本社機「あすか」から現場を見た防災科学技術研究所の井口隆・客員研究員は「これだけの密度で起きた崩壊を見たのは初めて」と驚いた。辺り一面が尾根の木々だけを残して斜面の土がむき出しになっていた。被害が大きかった吉野地区では、民家が土砂に押し出され、道路を巻き込んで農地に流れ込んでいた。「様々なタイプの斜面崩壊がみられる。崩壊が集中した場所は揺れが局所的に強かったのではないか」 流れ出した土砂には、白っぽい火山灰が多く混じっていた。井口さんは、元からある火山灰が台風21号による雨で崩れやすくなり、地震の揺れが加わって崩壊したとみる。 京都大防災研究所の釜井俊孝教授(応用地
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く