2023年は山鉾巡行と神輿渡御が従来通り執り行われます。 ※新型コロナウイルス感染症の影響により各行事の内容が変更になる場合があります。 千百年余の伝統を有し、毎年7月1日の「吉符入り」から31日の疫神社「夏越祓」まで1カ月に渡る神事が今年も京都に夏を告げます。 京都八坂神社のお祭り祇園祭は、疫病退散を祈願した祇園御霊会(ごりょうえ)が始まりです。平安京ではたびたび疫病が流行し、祟りや疫病の恐怖に脅え、貞観5年(西暦863年)に平安京唯一の禁苑で、現在の二条から三条、東は大宮から浄福寺当りまで約39,000坪(現在の約20倍)の広大な庭園だった神泉苑(現在は東寺真言宗寺院)で読経、神楽・田楽や踊りなども行う御霊会を行います。しかし、疫病の流行や天災は続き、貞観11年(西暦869年)に平安京の国の数66本の鉾を立て悪霊を集め祓い、インドの祇園精舎の疫病神「牛頭天王(ごずてんのう)」を祀り、祇