ヴィンフリート・メニングハウス著 『無限の二重化──ロマン主義・ベンヤミン・デリダにおける絶対的自己反省理論』 読書会 Winfried Menninghaus, Unendliche Verdopplung : die frühromantische Grundlegung der Kunsttheorie im Begriff absoluter Selbstreflexion. 開催趣旨 ヴィンフリート・メニングハウス『無限の二重化』は、「すべての芸術作品そのものは、パラレリズムの原則に還元できる。詩の構造とは連続するパラレリズムの構造である。」というロマン・ヤコブソンの命題を出発点とし、シュレーゲル、ノヴァーリスが提唱した無限の自己反省理論にこの命題の接続を試み、ヴァルター・ベンヤミン『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』におけるロマン主義反省理論を再検討する書である。 メニ