和歌山大学は、同大学のシステム工学部和田研究室で、HDDの故障などで廃棄されたPCのWi-Fi機能を有効活用して、iPhoneなどのスマートフォンやニンテンドーDSなどの通信対応携帯ゲーム機などに、独自の情報を発信できるシステムを開発中だと発表した。 これまでは数十万円することもあったこの種の情報発信システムを、ほぼノーコストで構築できるという。 壊れたPCを活用した低価格のWi-Fiシステム 開発しているのは、HDDの壊れたPCをCD-ROMやUSBメモリにあらかじめ入れておいたOSによって起動させ、Wi-Fiコンテンツ送信器として利用する技術。この技術を使うと、1枚数十円のCD-ROMだけで、HDDが壊れたノートPCを用いたWi-Fi情報発信が行えるという。 開発中のシステムでは、提供される情報を読むためにURLを入力する必要はなく、SSIDを選ぶだけでローカルコンテンツを読むことがで