ステーキ、トンカツ、ビールにケーキ……「体のために」と好物を我慢してきた人に朗報だ。これまで信じてきた健康法は、逆にあなたを不健康にしているという。常識を覆す驚きの真実を紹介しよう。 本能に従えばいい 「食べすぎは良くない」「腹八分目が健康にいい」—いまや当たり前となっている健康の常識。だが、そうした「思い込み」が逆に寿命を縮めてしまっているなんて信じられるだろうか。免疫学の権威で、順天堂大学医学部特任教授(医学博士)の奥村康氏はこう断言する。 「粗食が身体によい、腹八分目にしなさいなどと言いますが、とんでもない話です。健康管理をしっかりしている真面目な人ほど、不健康になっている可能性があります。 コレステロールの数値を心配する人も多いですが、気にする必要はありません。検査の数値をあまりにも気にしすぎるのは、かえって病気になりやすい。情報が溢れている現代では、健康のための正しい知識が浸透し