2011年から続くシリア騒乱に巻き込まれ、以前の面影を失うほどの損傷を受けたシリア各地の都市の様子は、これまでも紹介しているが(関連記事)世界遺産の一つに数えられていた古都、アレッポでも、その美しい景観の損失を憂う報道が現在も続いている。 一時はシリア軍がヘリコプターから無差別に樽爆弾を投下し、数千人もの人々の命を奪い、数十万人の人々が避難する事態を招いた。激しい市街戦が続いたアレッポは壊滅的な被害を受け、世界遺産としての街並みも大半が焼失し、消滅の危機にある。 あまりにもひどい変わりようだとして、現地の被害を伝える比較画像がまた公開されていた。