中国南部の広東省で、覚醒剤の密売に関わった罪で死刑判決が確定していた日本人の40代の男に対し、20日に死刑が執行されました。 今月、東莞の裁判所から日本総領事館に対して近く刑を執行すると連絡があり、日本政府は、北京の日本大使館を通じて中国側に、日本の国民感情や邦人保護の観点から「高い関心を持っている」と伝えていましたが、20日午後、執行されたということです。 中国で日本人に対する死刑が執行されたのは去年6月以来で、1972年の日中国交正常化以降7人目です。 中国では薬物犯罪は厳しく罰せられ、50グラム以上の覚醒剤の密売や運搬などの罪に問われた場合の最高刑は死刑になっています。