昨年3月、Linuxカーネルの開発者の1人が、仮想化ソフトウェア「VMware ESX」で不適切にLinuxカーネルのソースコードが使われているとしてVMwareを提訴したのだが(ZDNet Japan)、今月の7日にこの裁判の判決が下された。結果はVMwareの勝訴(iTWire、Register)。 VMwareを訴えたのは、Christoph Hellwig氏。Hellwig氏はLinuxカーネルのSCSIサブシステムのメンテナで、氏がLinuxカーネル向けに書いたコードがVMware ES内で使われており、かつそのライセンス(GPLv2)に従った適切なソースコード開示を行っていないと主張していた。 しかし裁判所側は、Hellwig氏はVMwareが問題のコードを実際に使用してたという証拠を示していないとし、VMware側の勝訴という結果となった。