諸富徹先生の「私たちはなぜ税金を納めるのか~租税の経済思想史」今一度、「代表なければ課税なし!!」の意義を確認しよう!! 「私たちはなぜ税金を納めるのか~租税の経済思想史~」 諸富徹先生が、世界の租税史から見た国民経済思想の変遷や、 今後の国際経済における課税政策の動向などを、 解説されています。 先週末に、「伊勢志摩サミット」が閉幕しました。 サミット前からも総理ご自身の発言内容に 注目が集まっていましたが、意外な結末で、 驚いておられる方も多いことでしょう。 消費増税再延期!? 今回は、この本をご紹介します。 「私たちはなぜ税金を納めるのか~租税の経済思想史~」 (諸富徹著、新潮選書、2013年) 諸富徹先生(以下、著者)は、現在、京都大学大学院経済学研究科教授の他、 同大学公共政策大学院教授も務めておられる若手の有力研究者です。 ご専攻は、財政学や環境経済学であり、特に、「環境政
公共事業投資の投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (本読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)
私たちはなぜ税金を納めるのか 租税の経済思想史 (新潮選書) 著者:諸富 徹 出版社:新潮社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史 [著]諸富徹 日本の税収は経済規模に比べて小さく、先進国最小の政府だ。そして日本は最も増税できない国である。消費税率5%は先進国で際だって低い。世界最速で高齢化が進み、社会保障費を一番必要とするこの国で、増税はなぜこれほど避けられてきたのか。 欧州では、国家は王のものでなく、市民によって担われるべきだという文脈で税が生まれた。米国の所得税も下からの運動が始まりだ。一方、明治期に政府が欧米税制を輸入した日本の税は、市民にとって「仕方なく応じるもの」にすぎなかった。当然、みずから国家を創るために必要な財源を担おうという感覚は育たない。増税は常に市民の「負担」だったのである。 それでも戦後財政が維持できたのは右肩上がり経
戦争は所得税の生みの親 ――税金とは何か? これが本書の大テーマですが、私たち日本人はふだん、この問題をあまり真剣には考えていないのではないでしょうか。しかし本書を読むと、税金というのが非常に奥の深いテーマであることがよく分かります。 一般に「税金」という言葉には、消極的で強制的なニュアンスが伴いがちです。とりわけ現代の日本人にとっては、「納める」とか「支払う」といった感覚よりも、「取られる」というイメージが強いかもしれません。しかし、そんな消極的な「納税」感覚や、政府・官僚による恣意的な「課税」感覚からいったん距離を取って、税とは何か、世界の税制は歴史的にどう形づくられてきたかを考えていくと、いろんなことが見えてくる。たとえば戦争や革命といった歴史上の大変動と、税の問題は深く係わっています。十八世紀のアメリカ独立戦争のきっかけとなったボストン茶会事件は「茶税」導入に対する反発から始まった
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く