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本格的電子アーカイブを目指して−アジア歴史資料センターの紹介− 1. 公文書館の新しい使命 岩倉使節団随員,久米邦武編『米欧回覧実記』には,欧米の「博物館」や「書庫」(図書館や文書館)が日本の近代化に不可欠なものとして紹介されている。明治6年5月29日の記録にはベニスの「アルチーフ」(文書館)の書庫に至ると記され,大友宗麟や支倉常長の書簡を実見し「西洋ニ博物館アリ,瑣細ノ微物モ,亦択ンテ蔵ス,書庫ノ設ケアリ,廃紙断片モ亦収録ス,開文ノ至リト云ベシ」と驚嘆した様子が残されている。久米をはじめ使節団の一行は欧米の発展が「旧ヲ棄テ新ヲ争」った結果ではなく,古今東西の知識を蓄え,一般に供した「知ノ開明」にあること,それを「博物館」や「書庫」が担っていることを理解していた(1)。 明治の指導者達は博物館や図書館の建設を奨励した。しかし,文書館が設立されることはなかった。国立公文書館が総理府の一組織と
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