同じときを過ごした同志たちの集い 筆者が会場の秋葉原ハンドレッドスクエア倶楽部に足を踏み入れたのは開場から30分ほど経ったころ。その時点ですでに会場は来場者でごった返しており、通行もままならないほどの大盛況だった。 あちらこちらで出展者と来場者が当時の話題に花を咲かせており、思わず頷きながら聞き入ったり、実機でゲームをプレイさせてもらったりと、まるで1980年代のパソコンショップのような雰囲気を楽しませてもらった。 レトロエクスプレスは機種を限定しておらず、出展基準はゆるやかだ。今回は各ブースを回って気になった展示物を中心に紹介しよう。 MGS フライス盤、FRP、ベークライトなどを駆使し、個人レベルとは思えないクオリティのワンオフ品を制作していた。 今回は自作のX68000風Windowsパソコンなどと合わせて超レアもの「FM TOWNS IIモデルSN試作品」を展示。1995年2月発売
誰だ、黒歴史とか言った奴は! さて、前回ではMSX誕生にまつわる話を紹介しましたが、これはMSX30年史の中でもほんの初期にすぎません。今回は、その後に起こったMSXの歴史を(かなり強引に)まとめて説明しましょう。 ■MSXの全盛期といえるMSX2規格 1983年に誕生したMSX規格(以後MSX1)は、当時のパソコンとしては相応に頑張った仕様ではあるのですが、ゲーム専用機であるファミコンとの比較ではやはり表現力に乏しかったことは否めません。全世界共通規格だけに最大公約数的にならざるをえず、どうしても「入手が安定した部品」、「枯れた部品」で構成せざるを得ませんでした。また、なんだかんだで最後は急いで策定せざるを得なかった面もあり、当時の“御三家PC”などと比べオリジナリティが出せていませんでした。もちろんスロットにいろいろと拡張機器をさせば個性的になっていくのですが… ※御三家=NEC、シャ
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