プロフィール 新清士 ジャーナリスト。立命館大学映像学部非常勤講師。1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。著書に、『ゲーム産業の興亡』(アゴラブックス)。 この奇妙なまでの心地よさはどこから来るのだろう。 「プレイステーション4」が、とにかく気持ちがいい。家庭用ゲーム機に触れているだけで、こんなに気持ちのよい物だっただろうかと、驚きを感じている。ハードを1週間近く触り続けていて、自分が持っていた常識を完全に覆された。今まで、デモを何度も見てきたが、自宅に置いて使い始めると、どんどん印象が変わっていく。 PS4は、本気ですごいハードだ。 ここまでの製品になるとは、昨年2月のニューヨークでのお披露目のプレスカンファレンスで最初に発表されたときには、全く予測できなかった。曖昧な点が多く、決定的な驚きはなかった。北米のゲームメディアの知人が、「失望した」と述べていたのを思い出すが