スウェーデンの王立科学アカデミーは2日、今年のノーベル物理学賞に、レーザー物理学分野で画期的な発明をした米国のアーサー・アシュキン博士、フランスのジェラール・ムル博士、カナダのドナ・ストリックランド博士の3氏を選んだと発表した。日本から3年ぶりの物理学賞受賞はならなかった。 【写真特集】日本人ノーベル賞の軌跡 ノーベル財団によると、ストリックランド博士は女性では3人目のノーベル物理学賞受賞となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、3氏に計900万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)が贈られる。 1日発表の医学生理学賞は、本庶佑・京都大高等研究院特別教授(76)と米国研究者の2人に決まっている。